「EU離脱」から1年を迎えた英国がCPTPP加盟を正式に申請

英国は2月1日、包括的・進歩的環太平洋パートナーシップ協定（CPTPP）への加盟を正式に申請した。

ジョンソン英首相は、「EU離脱」から1年後にCPTPPへの初加盟を申請し、「英国と全世界のパートナーが最適な条件で貿易を展開し、世界の自由貿易擁護者になるという野心を表明した」と述べた。

英国のトラス国際貿易相は、ここ数カ月で交渉が本格化することを期待していると述べた。CPTPPへの加盟は、急速に発展する市場と主要経済体への英国の進出機会を増やし、英国の食品、飲料、自動車などの業界の関税を引き下げ、技術やサービスなどの現代業界に新たなチャンスを創出すると述べた。

CPTPPの前身は「環太平洋パートナーシップ協定」（TPP）で、2018年末に締結され発効した。加盟国間の貿易障壁を解消することを目的としており、協定は人口4億9800万人をカバーし、加盟国の国内総生産の和は世界経済の総量の約13%を占めている。英国国際貿易省が発表したデータによると、2020年の英国とCPTPPメンバーの貿易額は1110億ポンド（約1521億ドル）に達し、2016年以来毎年8%のペースで増加している。